なぜ愛知県からパパイヤが消えたか。。。推理
地元のスーパーからパパイヤが消えてから、1年くらい経つんじゃないだろうか。
ローカルなスーパーだけに、置いてあること自体が珍しかったかもしれない。スーパーによって値段が全然違った。
東京のナショナル麻布で山積みされていたのを発見した時は思わず「パパイヤ!」と叫んでしまった。仲の良かった友人とバッタリ出くわしたような感覚だった。懐かしさと嬉しさ、恥ずかしさ、そして悔しさも相まって一つお持ち帰りした。
だったら成城石井スーパーにあるかも、と思って定員さんにも聞いたが、取り扱っていなかった。
パパイヤ(フルーツの方)にこだわる理由は、味もさることながら、高い栄養価と整腸作用の強さである。
パパイヤの産地が天候などの影響で収穫できないでいるのかと気になっていたんだけれど、思いがけないところで理由が見えてきた、と同時にさらなる疑問も湧いた。
それは「遺伝子組み替え食品」。
厚労省の遺伝子組み替え食品の安全性についてのパンフレットを読んでいくと、パパイヤが遺伝子組み替え食品として生産され、日本に輸入されているのが分かった。
このパンフレットが作成した2012年3月時点では、おそらく新種であろうパパイヤ(PRSV-YK)についての安全性審査が終わっていなかった。そして引き続き審査対象となっていた。
http://www.mhlw.go.jp/topics/idenshi/dl/h22-00.pdf
日本では、遺伝子組み替え食品かどうか表示することが義務付けられている。これまで日本で食べて来たパパイヤには表示がなかった。
見落としているとは思えない。
遺伝子組み替え食品ではなかったとしても、今後日本に入ってくるパパイヤは遺伝子組み換えされたものと考えていくべきなんだろう。
実は、ニューヨークタイムズでアメリカとカナダで積極的に行われている遺伝子組み換え穀物(GMC)の生産と、GMC生産を禁止している西ヨーロッパの生産について比較した記事が出て、パパイヤ事情を思いついた。
遺伝子組み換え食品は、世界の人口増加によって生産が追い付かなくなってきたことが背景にあり、生産促進のためにウイルスに感染しない、虫がつきにくい野菜や果物が作り出された。
しかしながら記事によると、アメリカやカナダでは生産量を伸ばしながらも除草剤の使用が大幅に増えていることが指摘され、その一方でGMC禁止のフランスは生産量を伸ばしながら除草剤の使用も抑えているという。
日本はGMCを生産していないし、輸入GMCについてはアレルギー検査を行うなど、厳しく審査しているという。
でもそもそも遺伝子組み換え食品は大丈夫と断言できるのだろうか、わからない。
安全な食品を食べたい、子供たちに食べてもらいたいと願う私たちは、どんな野菜や果物を作っていくか。。ボトムアップから声をあげていかなきゃいけないんじゃないんか。。なんて考えさせられる。。